読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

子ども向けプログラミング教室のFCを展開するブログ

キッズプログラミング教室のFC(フランチャイズ)事業を展開しているTech for elementaryのブログ

プログラミング教室には何歳から通わせるべきか?

このような記事があったので、気になって書いてみました。

getnews.jp

 

興味深い発言をピックアップしながらコメントさせて頂きます

 

まつもと:私の友人で、母校の大学で情報科学を教えている人がいるんだけれど、プログラミング経験者の割合は、むしろ下がっているって言っていましたね。

 

割合が減っている理由については気になりますね。これは私見ですが、「テクノロジーを使うのが当たり前のようになってくると、それに対する興味が薄れていく」というよりは、「テクノロジー勃興期の方が、それに対する興味を持つ人がわらわら出てくる」という感じのような気がしています

 

コンピューターサイエンスの学科なはずなのに。その一方で、インターネットのおかげで、興味があるとどんどん進むので、できる子のレベルはどんどん上がっているという。つまり、すそ野が広がって、でも、プログラミングしている子の割合は減って、できる子との格差はすごく広がっているという状況があるんじゃないか。

 

やはりネットの存在は大きいですよね。突き詰められる子はどんどん突き詰めることができる環境はインターネットがもたらしてくれた良い側面だと思います。日本は横並び意識やスーパーな子を育てるという感じではないので、この環境は+ですよね。

 

まつもと:私が高校生のときは、インターネットは当然なかったので、情報を手に入れる方法が、例えば、紙媒体、雑誌とか本しかなかったんですね。

 

私も昔MSXBASICとか叩いていた時期がありました。小学校4年生ぐらいだったと思います。おっしゃるとおり、アスキーとかが出している雑誌や単行本しかなかったです。下記のようなものが印象に残っています。当時はマイコンっていってましたね。

こんにちはマイコン - Wikipedia

 12年前に休刊した雑誌「マイコンBASICマガジン」、初のイベントが大盛況。リスペクト山下章さん! #ベーマガ | SwinginThinkin

 

増井:すばらしい。それにしても今の人って、どうやってプログラム学ぶんだろうとは思いますね。

遠藤:そうなんですよね。いや最近、自分の子どもが2歳になってきて、そろそろプログラミングを……。

 

 2歳とか6歳はちょっと早いですね(笑)よく聞かれる質問ですが、プログラミング教室への参加者はだいたい小学校3年生ぐらいから、ですね。大半は親が興味を持ってという形です。

 

彼が言うには、子どもたちが最初に引っかかるのが、キーボードが打てない、英語読めないということなんだって。割と多くの子どもたちにとって、英文をタイプしたり覚えたりするのが辛いという。

 

この「子ども」というのはおそらく、低学年かと。キーボードや英語についてはプログラミングの前に、補助的に教えるようなものがあってもいいのかもしれませんね。

 

それで、彼が始めたのが、Scratchみたいに簡単なタイルを並べながら学べるプログラミング言語。そうすると、子どもでもロジックを表現できて、プログラミングが何たるかがわかるというんです。

 

やはりScratchは王道ですね。ただ興味深いのが次のコメント。

 

でも、だんだん進んでくると、タイル並べるだけだと表現できないロジックも出てくるし、100個ぐらいタイルが並んでいるとデバッグできなくなる。そこで彼が考えたのは、ボタンを押すと、そのプログラムがRubyに変換される。

 

これは興味深いですね。smalrubyという開発環境だそうです。 

 

まつもとsmalltalkに比べても、学習曲線がゆるやかで、覚えやすいし、使いやすい。それはそれで一つの面白いことなんだけども、もう一つ彼から聞いた面白い話は、大体、プログラミングに必要な抽象思考ができるのって、もちろん、人によって全然違うんだけど、多くの子どもは小学校3年生か4年生ぐらいじゃないかと。やっぱり8歳とか9歳とかにならないと、抽象的な概念を理解するのは難しいというんです。

 

 個人的にもこれは同意です。抽象思考というよりも知的に高度なことができるようになるイメージがあります。私の場合は将棋から始まり、アドベンチャーゲームオホーツクに消ゆ、とか)やRPGハイドライド、とか)とか、シミュレーションゲーム信長の野望三国志とか)やるようになりました。

 

増井:ところで、小学生で始めた子と、高校生で始めた子は、20歳ぐらいになったときに、違いは出るんですかね。僕、あんまり出ない気がするんですよね。早くやることがいいのか、どうなのが、あまりわからない。

まつもと:今の社会システムだと、普通に人生を歩むと社会に出るのは22歳とかだから、そこより前にプログラミングを学んでたからって、そんなに大きな差がでるかというと、そうではないですね。

 

 僕の知人の範囲内でも、できるエンジニア大でも学生からというのが多いです。もちろん、子供のころからやっていたという人もいますが、大きな差が出ているようには見受けられません。

 

そもそもの話に戻るんですけど、今の子どもって遊びたいと思ったら、ゲーム、いくらでもあるじゃないですか。それをあえて、Smalrubyなり何なり、自分で何か動くものを作って遊ぼうというところにいく、その動機がないような気がしていて、それが、一番、気になってるんですよね。

まつもと:そういう動機そのものがない子もたくさんいるだろうねえ。その一方で、例えば、ありもののゲームを買ってくると、やっぱり、チートができないじゃないですか。自分でルールを決めたい時には、そのゲームを作る側に回らないとできないんでね、その辺にモチベーションを持つ子というのは、いるんじゃないかなと思うんだけど。もちろんゲームを遊ぶ側で終わる子はたくさんいるんだけど、クリエーターに回りたい子供というのは、それなりにいて、いろんなかたちでクリエイティビティを発揮する。その中の一つにプログラミングがある。機会を与えさえすれば、ある一定の割合では出てくるんじゃないかと。

 

 

 作る側に回るのが是か非かという話ではなく、確率論ではないかという話ですね。

 

増井:僕は、でも、その割合がそんなに高いとは思えない。アニメを見るのと、絵を描くのは、やっぱり、違うような気がするので。

まつもと:アニメが好きな子も、一瞬ぐらいはアニメーターになろうとは思うかもしれないけど、実際、なれるところまで精進する子というのは少数派だよね。

増井:でもやっぱり、漫画を書きたい子は書きたい。それを書きたいと思ったときに、書きたい環境があるのは、すごい大事だとは思う。

遠藤:そうか。なるほど、そうするとあれですね、子どもにお父さんと同じ趣味を持ってもらえるかどうかは、かなり運にかかってくるわけですね、この場合。

 

 確率論であれば、環境や人といった条件が整えば、確率は高まるという話ですね。

 

遠藤:そうか、パソコンが広まったんで、プログラマとか、どんどん増えていくかなとも思ったんですけど、それでもやっぱり、作る側に興味を持つ人は限られるということは、プログラマが増えるとも限らないということですかね。

まつもと:機会を与えようっていうカリキュラムは、どんどん増えてくると思う。それに今は、誰の家にもコンピュータがあるので、そういう意味で言うと、誰にもチャンスはあるんだけど、今度は教える人がいない。子どもはパソコンを使うんだけど、やるのは何かと言うと、YouTubeを見る、ニコニコ動画を見る。

 

機会を与えよう、教える人を増やそう、というのがまさに我々の目指すところです!

 

まつもと:でも、それって、プログラミングの経験はしてないわけじゃない、パソコンはあっても。学校の授業とかで、簡単なものでいいから、プログラミングの経験をする機会が幅広く与えられていれば、その中で興味を持つ子が一定の割合でいるはず。

そこでその子をピックアップできるような仕組みというがあるいいと思うんですよ。プログラミングという科目があって、一通り教養としてやっておいて、興味のある子はバンドを組んだり、サッカーチームに入るようにする。

プログラミング少年団に入って、それでもオタクとか言われないで、普通に「ああ、あの子は野球する、この子はサッカーする、この子はプログラミングをする」って認められる社会になれば、もうちょっと、プログラミングの裾野が広がるんじゃないかなあと思う。

実は来年度から、松江市の全中学生は、授業でSmalrubyやることになった。学校ではやれることが限られるので、その先は、少年団でカバーしようかなと思って。

松江市はもう7年ぐらい前から、中学生Ruby教室というのやっているのね。その第一期生は、去年、高専を卒業してRubyプログラマとして就職したんですよ。

 ピックアップする仕組み、学校経由での普及、中高生への取り組みはまさに現在構想しているところです。

 

まつもと:教育ってものすごい時間かかる。始めて5年、6年たってから、初めて成果が上がるという感じなので。我々の業界のタイムフレームに比べると、めっちゃ長い(笑)。

 

そうなんですよね。すぐに成果がでないのが教育なんですよね。IT業界の時間軸からみると教育業界の時間軸はだいぶ違う気がします。

 

どうでしたでしょうか?非常に興味深いコメントがたくさんありましたね。

そこで最後のまとめなのですが、表題である「プログラミング教室には何歳から通わせるべきか?」について。

結論からいうと、私は個人的には早ければ早い方が良いと思っています。

ただし、知的水準やキー操作があるので、上記にも記載があったように、3年生ぐらいから始めるのがいいのではと思っています。

人には適性があるので、将来に役立とか職業に結びつくとは考えず、とりあえず基本的な考え方を学び、将来本格的に学ぶ機会が来た際に抵抗感がないようにするとか、より深く学べるようにするとか、そんな感じのトーンで始めてみていいのかなと思います。適性が無かったり、興味が続かない子はもっと他のものみつければいいし、適性があって興味が続く子はさらに突き詰めればいいだけの話なのだと思います。

ただ、やってみたいと子供たちが思ったときに、きっかけや人などの環境がないとそれは可能性がせばめられてしまっていることと同義なので、そこは何とかしていきたいというのが我々の考えです。

もし現在プログラミング教室に通わせようと思っていて悩んでいらっしゃる方がいたらお気軽にお声がけください。全国には同じように考えている親御さんがたくさんいらっしゃいます。お力になれればと思います。

www.tfe.asia