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子ども向けプログラミング教室のFCを展開するブログ

キッズプログラミング教室のFC(フランチャイズ)事業を展開しているTech for elementaryのブログ

プログラミング教室で食べていくには(2016年版)

今日はなかなか挑発的なタイトルにしてみました。皆さん関心が高いテーマではないでしょうか。私もまだ確たる答えを持っていませんが、考えてみたいと思います。

 

結論から先にいうと、

  • プログラミング教室「だけ」で食べていくのは厳しい

というのが、「現時点」での私の見解です。

 

理由としては、下記の通りです

  1. 市場が成長期に入っておらず、様々な点でコストがかかりすぎる(例:生徒や保護者における認知度が平均層にまで広まっていないため、獲得生徒一人あたりの広告費が高くついてしまう)
  2. 供給者側の準備が整っていない(例:生徒や保護者が真のニーズを把握し切れず、魅力的なカリキュラムや教材などの開発が十分にできない)

 

特に1が大きく、今は(もしかしたらこれからも)、少なくとも大多数の保護者(全国平均・地方の保護者)は、

  • 他の習い事と比較する(教育費全体のなかでプログラミングの優先度は低い)
  • 現在の都心部のプログラミング教室の授業料(月10000円~)は払う気がない

という状況が当面続くと考えています。

 

とはいえ、指をくわえているわけにもいかないので、直近でプログラミング教室に興味がある方が行うこととしては、

  • ワークショップだけで開始する(定期/不定期問わず)
  • スクールをやるにしても、授業料を抑えて通いやすいようにする
  • カリキュラムや教材は、シンプルなもので運用する

といったことを行い、

  • できる範囲で露出して、地域や生徒にアピールしておく
  • 活動をサークルやボランティアレベルにとどめておく
  • 収益は運営費用を賄えるぐらいのレベルでいい

というのが傾向なのかなと思います。

 

もちろん、FCを展開する立場としては、この状況を何とかしたいと思ってますし、今後どうにかする予定です。ただここで言っておきたいのは

 

「子どもにプログラミングを教え、お金をもらい、生計を立てること」は悪いこと(=他人にとやかく否定されるようなこと)ではない

 

ということです。当たり前に感じられるかもしれませんが、中には変な感情を持たれる方もいらっしゃるのです。理由は定かではないのですが、属性としては、ボランティア団体・NPOオープンソース系の活動をされてらっしゃる方に多いようです。要は、誰もやらないようないいこと(=子供にプログラミングを教えること)を、お金をもらわずにやっている方々ですね。

 

話は脱線しますが、私は個人的にはお金は「車で言うところのガソリン」のようなものだと思っており、「自分がやりたいことを続けるために、人の役に立つことを続けるために必要なもの」だと思っています。そして、プログラミング教育をより広めていくためにはお金は無視できないと考えています。DeNAの南場さんの言葉を引用します。

 

「私があまり好きじゃないのは、社会的に、教育的に良いことだからという理由だけで、歯を食いしばって経済的に成り立たないことを無理にやることです。このような形では、その動きは広がらないと思っています。プログラミング教育も収益を上げて健全に回る形にして、この分野で頑張った人が豊かになるという仕組みを作らないといけません。そうでないと、この分野に参入することが難しくなってしまい、社会的に大きなうねりになっていかない。いいことはちゃんと利益が出る、そのメカニズムを作るのが、私たちのような実業家集団ができる社会への貢献だと思っていますので、そこには挑戦していきたいです。」(「子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由」より)

 

まったく同意見です。そもそも論をいってしまうと、教育にはお金が纏わりつきます。教育を受けさせるのもお金がかかる話ですし、良い教育を受けさせたいのは良い人生を送らせたいからであり、その中で職業ひいてはお金は重要な要素のはずです。そんな領域で供給者側に回る人が、お金の存在を無視あるいは軽視してはいけないと個人的には思います。

 

話を元に戻しましょう。それではプログラミング教室で食べていくにはどうしたらいいのか。普通の生活レベルを維持する、という前提で話しますが、現時点では

  • 別の事業をで収益を賄う

というのが現実解だと思っています。条件としては、この記事にも記載しているように

モノが良いと思っており、下記のような事業が良いと考えています

  1. ロボット教室(プログラミングの要素があるものが良いでしょう。中には単なるブロックの組み合わせをロボット教室といっているところもあるので注意が必要です)
  2. パソコン教室(子供向けのタイピングやグラフィック・音楽系といったプログラミングに絡む講座が良いでしょう)
  3. 学習塾(ただし、競争過多なので初期コストが高くつくようなFCなどはお勧めしません。軽く始められるものがよいでしょう。数学は相性が良さそうです)
  4. 英会話教室(プログラミングに興味がある保護者には受け入れられそうです)
  5. 受託開発(エンジニアの方はオススメです。クラウドソーシングを使えば隙間時間でできるでしょう)

具体的に検討する際のポイントとしては

  • あまりお金がかからないようにする(リスクを最小化する)
  • 生徒や保護者に受ける切り口
  • 自然とプログラミング教室に流れるような工夫
  • どのぐらい稼ぐ必要があるかのレベル感
  • それが実現そうなマーケットかどうかの見極め

は最低限抑える必要があるのかなと思います。

 

我々のフランチャイズも、こういった教室と相性が良いカリキュラムや教材を開発していく予定です。「こういう事業を並行して行おうとしているので、こういうカリキュラムや教材を開発してほしい」、といった声がありましたら、ぜひお届けください。できるだけお応えできるよう、ご一緒に検討させて頂ければとても嬉しいです。

www.tfe.asia